悪性貧血(巨赤芽球貧血)とは、シアノコバラミン(ビタミンB12)の欠乏で発症しますが、胃粘膜の委縮によって起こる自己免疫性萎縮性胃炎によるものだけです。
症状としては、貧血や舌炎それに様々な神経症状が発生します。
そして、葉酸はビタミンB9ということですから、ビタミンB12とは異なるのです。

葉酸は造血作用に対してビタミンB12と協調して働きますから、お互いを補完し合う関係にあります。
ですから、葉酸を摂取していればシアノコバラミンも摂取したことになるのです。
しかし、葉酸をいくらでも摂取すればいいというものでもありません。
ビタミンB12の欠乏を隠してしまい悪性貧血が潜在化する恐れがあります。
ですから、ビタミンB12を含む食品(貝類、特にシジミ)の経口摂食をして早めに食生活の改善をされた方が良いと思うのです。

葉酸は、一時的にシアノコバラミンを補完するに過ぎず、悪性貧血に対して、根本的な治癒にはなりませんが、葉酸が体内にあることによって、悪性貧血を予防してくれることには間違いありません。
葉酸やシアノコバラミンを含むビタミンB群は、タンパク質部分と結合を行わず可逆的に解離して遊離型になる補酵素ですから、人体にとっての必須成分となりますので必ず摂取してください。